PICMET 2023 参加報告

PICMET (Portland International Center for Management of Engineering and Technology) は30年以上の歴史を誇る、技術経営学の領域では世界を代表する国際会議の一つです。“Managing Technology, Engineering and Manufacturing for a Sustainable World” と題して、2023年7月23日から27日までメキシコのモンテレイで開催されました。

当研究室からは東出博士課程が以下の研究発表を行いました。
“Domestically Interacted Scientists Drive Nanocarbon Applied Research in China” (Noriyuki Higashide , Kimitaka Asatani and Ichiro Sakata)

材料科学領域において近年顕著な発展を見せる中国の研究者の動態を分析し、応用研究に携わる科学者の共著活動が自国内でより盛んであることなどを示しました。セッションは多分野の研究者との意見交換の場となり、今後の展開に向け有意義な議論ができました。

モンテレイはメキシコ第二の都市で、テスラ社の工場が建設されるなど、近年は工業都市として拡大しています。雄大な岩山と荒野の中に、新たな都市がまさに形作られている様子に壮大さを感じました。発表後は本会議のホスト役を務めた工科大学Tecnológico de Monterreyへの見学ツアーに参加し、メキシコの工業と経済の発展を肌で感じる機会となりました。